どうも、みなさんこんにちは、HIROTOです。
今回は、よくコメントでも質問される、
「中国ってSNS使えないの?」「YouTubeも見れないの?」「なぜHIROTOはYouTubeが見れてるの?」
について答えていきたいと思います!
中国ではネットの規制がすごく強化されて、世界中の多くの国で利用されているFacebookやTwitter、Instagram、LINE、YouTube、Googleや他にもたくさんのサイトがブロックされています。それらのサイトへのアクセスが規制されている仕組みを「金盾(きんじゅん)」または「グレートファイアウォール (GFW)」と呼ばれています。
*Googleでも、Google DeveloperやGoogle Translate、Googleマップなど一部サービスは利用できます。ドメインはgoogle.cnですが。)
しかし本当にそれらのサイトにアクセスできないとなると、僕のように中国に在住している外国人にとってはとても困るので、もちろん金盾(GFW)を回避するための方法があります。
それがVPN (Virtual Private Network – バーチャルプライベートネットワーク)です。
VPN (仮想専用線)とは?
そもそもVPNは中国などから規制されているサイトへのアクセスをするために開発されたものではなく、離れた場所からあるサーバーへ接続する際に仮想の専用ネットワークを仮設しプライベート通信を可能にした仕組みで、それにより安全にサーバーへのアクセスができ、情報漏洩や第三者のアクセスを防ぐ目的で使われています。なのでVPNはVirtual Private Network(仮想専用線)と言います。
例えば、
一人の女性が最終電車で自宅最寄駅に着きました。あたりは真っ暗で人通りも少なく、昼間なら家まで歩いて帰れる距離ですが、夜だと不審者に遭遇する可能性があります。
ですが家までタクシーで帰れば、不審者に遭遇する可能性は極めて低いです。
つまりVPNというのは、そのタクシーに当てはまるもので、お使いのPCやスマホからあるサイトへアクセスをする間(女性が夜道を一人で帰宅する道のり)に、ハッカー(不審者)にハック(襲われる)される可能性を抑える為に使用されます。そこで、タクシー (VPN)を使って帰宅する (サイトにアクセスする)と、不審者(ハッカー)に出くわす可能性を軽減できるということです。
なのでVPNというのは、お使いのパソコンやスマートフォンからサーバーへのアクセスする際に、第三者のアクセスや情報漏洩を防ぐ役割をしています。
実は身近でもっとも危険な場所が!
みなさんは駅やカフェなどの公共機関で無料のWiFiを使ったことはありませんか?
そうです。一見無料で使えるWiFiなのでラッキーという感じで使っていますが、実はとても危険で同じWiFiの環境下でお使いのPCやスマホ、タブレットの情報を盗み取ろうとするハッカーがいたら、簡単に盗める環境にあるということです。
さらに悪質なのが、WiFiの名前SSIDを「Google Starbucks」や「Free WiFi」などの名前に偽造し、間違ってアクセスした人のデバイスの情報を盗むハッカーもいます。
なので中国から規制サイトへアクセスするためではなく、実は身近な場所でもVPNを使った方がより安全にインターネットを楽しめるということです。
*もちろん現在のWiFiスポートの多くは、デバイスとWiFi通信を暗号化しているものが多いため安全ですが、先ほども言ったようにWiFiの名前を変えて誤解させるような悪質な方法もあるので気をつけてください。またWiFiスポットでも100%がそういったセキュリティーに対応しているわけではないので、十分に注意して利用しましょう。
では、なぜ中国からVPNを使えば規制されているサイトにアクセスできるのかというと、仮想専用線を仮設することができるため、今あなたがいる所在地も誤魔化せることができるからです。なので、もし中国にいたとしても、日本からVPN (仮想専用線)を介してサイトへアクセスしていることにできます。
そのため、中国で規制されているサイトへのアクセスも回避できるというわけです。その為中国でもYouTubeにアクセスすることができます。
一番オススメするVPNはこれ!
VPNは使う用途によっておすすめするプロバイダーが異なるので、今回は中国のGFWに対応し、接続やスピードに最も安定したVPNを紹介します。
ExpressVPN (エクスプレスVPN) 最強のVPNプロバイダー。中国からでもYouTubeの動画もサクサク見ることができます。
これまでいくつかのVPNを使いましたが正直ExpressVPNが一番シンプルで使いやすく安定しています。
またVPNプロバイダーには、無料で使えるところもありますが、プロバイダー自体が情報を抜き取ったり、セキュリティーが甘かったりするのでお勧めしません。
その他にも中国で使えそうなVPNを紹介します。
VyprVPNはもともと中国のVPN対策に特化しているプロバイダーで、独自の方法で中国のGFWを回避する環境を整えています。ですが、サイトが日本語に対応していないので、英語が苦手な方にはおすすめしませんが、こちらも良いVPNプロバイダーだと思います。
NordVPNは、プロバイダーのサーバー接続が速いです。NordVPNは年割のサービス料金がかなり安いので、長期にわたりVPNを使用する予定がある方におすすめです!
中国へ短期出張や旅行で行く方はこれ!
もちろんVPNはスマホだけでなく、PCやタブレットでも専用アプリをダウンロードしログインすれば使えるのでとても便利なのですが、滞在先でスマホしか使わないという方はVPNよりも海外データSIMを使った方が格安で便利です!
中国のSIMカードを使って規制サイトへのアクセスはできませんが、中国国外(香港など)のSIMカードを使用して海外データローミングで使えば、中国からでも規制サイト(YouTube, Facebook, LINE, Twitterなど)へアクセスすることができます。
大手キャリアdocomo、au、SoftBankを使っている方は、そのまま海外データローミングをして中国で使うのが一番手っ取り早い!
*ただしデータローミングをONにすると料金が高額になってしまうので前もって料金を確認しておきましょう!
また国内の格安SIMを使っている方は、海外データローミングのサービスに対応していない場合が多いので各社に問い合わせてみてください。
今現在お使いのキャリアで海外ローミングをすると高額になるので使いたくない!
という方にはこちら↓↓
僕がいつも使っている一番安くて、一番融通の効くSIMカード!笑
専用アプリから、渡航先の国のパケットサービス(ポイント)を買えば、世界中このSIM1枚でどこでも使えます!
また1日〜パケットし放題サービスを購入できるので便利です!
中国在住の方はこの方法がおすすめ!
僕は中国のSIMカードと、香港の格安SIMの両方を使っています。
香港の格安SIMでは中国の電話番号を登録することはできません。なので、中国のSIMではデータ通信はしようせず2G/3Gでしようし、香港の格安SIMで4G (メイン)で使っています。
*中国のAndroidまたはiPhone XSはnanoSIMカードが2枚入る設計になっています。
中国のSIMも電話番号のみであれば、月額1元などのプランもあるので実際に試してみてはいかがでしょうか?
今回は、中国で使えるVPNの紹介や格安SIMの紹介をしましたが、「こんなことを知りたい!記事にしてほしい!」などのご意見ありましたらSNSまたは動画にコメントお願いします!